日経平均の寄り付きとは、
日本の株式市場が始まる午前9時の時点での、
日経平均株価のことを言います。

日本の株式市場は、午前9時~午前11時半と、
午後12時半~午後3時の間だけオープンしていますので、
午後3時以降は、いったん離れて、
翌日の午前9時に寄り付くという意味です。

逆に、午後3時から翌日の午前9時の間には、
NYダウ市場(米株式市場)と、欧州市場(ヨーロッパ株式市場)が、
それぞれ時間差で開かれています。

欧州市場は、日本時間で言えば、午後4時前後から開かれ、
NYダウ株式市場は、日本時間の午後10時半前後から開かれています。

そして、欧州市場やNYダウ株式市場の結果が、
翌平日の日経平均の寄り付きと、その日の日経平均株価の変動に、
影響を与えることになるのです。

ただ、日経平均の寄り付きに影響を与えるのは、
欧州市場やNYダウ市場だけではなく、
夜間に行われた会合の結果や、経済指標などその他の要因もあります。

つまり、欧州市場やNYダウ市場は、
翌平日の日経平均の寄り付きに影響を与える一つの要因になるわけです。

では、日経平均の寄り付きを予想するにはどうすれば良いのか?
についてですが、未来が完全に読めない限り、
誰も完全に予測することは難しいのですが・・・。

ある程度予測することは、いくつかの状況を見て、
総合的に考えることで、不可能ではありません。

ただ、前日の日経平均の終値までに、
翌平日の日経平均寄り付きを予想しなければ、
あまり意味が無いとも言えます。

そこで、1つ目の方法としましては、
日経平均の終値が出る直前か、終値が出る5分、10分前に、
NYダウ先物の前日比プラスマイナスの強弱を見る方法があります。

NYダウ先物というのは、日経平均先物とほぼ同じで、
先を予測できるものではありませんが、
実は、その後、数時間後の株価の上下を知るヒントにはなると観ています。

なぜなら、もし、日経平均の終値付近で、
NYダウ先物が、前日比+100とか、+200であれば、
その日の夜のNYダウも、それだけ上がる勢いがあると観れるからです。

そして、その予想通り、その日の夜のNYダウの株価が上昇すれば、
翌日の日経平均の寄り付きにも、影響が多少出てくることが多いので、
ある程度、翌日の日経平均の寄り付きを予想できるということになるのです。

逆も同じで、NYダウ先物が、前日比マイナス100とか、
マイナス200であれば、
その日の夜のNYダウも、それに近いだけ下がる勢いがあると観れます。

ただし、夜間のNYダウ市場がオープンしている間に、
何らかの指標の発表がある場合や、その他の要因によって、
予想に反してまったく逆になる時もありますので、
そうなる可能性もあるという覚悟は必要です。

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