あまり知られていませんが、
日経平均株価が下がれば下がるほど、
株価が上がる株の銘柄はあります。

それは、銘柄コード1357で、
『日経平均ダブルインバース上場投信』という銘柄です。

逆に、日経平均株価が上がれば上がるほど、
株価が上がる『日経平均レバレッジ・インデックス』という銘柄については、
一般的に良く知られていて、売買金額もかなり多いです。

そして、ダブルインバースも、レバレッジ・インデックスも、
正式な名称には、上場投信という名前が付いていますが、
普通の株の銘柄と同じと考えて良いです。

ただ、上場投信は、いわゆるETFと呼ばれるもので、
ダブルインバースも、レバレッジ・インデックスも、
日経平均株価に連動するように作られているものとなります。

そしていずれも、日経平均全体に投資をしている感じで運用でき、
日経平均株価の値動きのみを予測するだけで良いので、
個別の株の銘柄を選んだりする手間がありません。

また、ダブルインバースも、レバレッジ・インデックスも、
日経平均株価の値動きと連動していて、約2倍の値動きをしますので、
その分、大きく損益が出る仕組みになっています。

つまり、日経平均が上昇相場の時には、レバレッジ・インデックスを運用し、
日経平均が下落相場の時には、ダブルインバースを運用すれば、
どちらの相場でも利益を出すことができることになります。

ただ、日経平均ダブルインバースについては、
上場したのが、2014年の7月頃と最近のことですので、
あまり知られていないのかもしれません。

さらに、一般的に、株というのは株価が底の時に買って、
株価が上昇すれば利益が出るものです。

そのため、日経平均株価が天井の時に買って、
日経平均株価が下落すれば利益が出るというものはめずらしく、
ほとんどの人が知らない理由の1つかもしれません。

ただ、ダブルインバースは、何か特別な株というわけではなく、
普通に個別の株の銘柄を売買したり、運用したりするのと同じように、
証券会社で売買できる銘柄です。

しかも、100口で何万、何十万というものではなく、
1口単位数千円で購入できますので、
低資金からでもはじめることができるわけです。

そして、会社の業績などによる株の銘柄選びの面倒な作業も必要なく、
日経平均株価だけの上がり下がりを予測するだけですので、
株式投資の初心者には、最適なのかもしれません。

また、いついつまでに売らなければならないという決まりも無いので、
日経平均株価が高値の時に仕込んでおいて、
大暴落を待って、売却するといったことも可能なのです。

もちろん、毎日のように頻繁に売買を繰り返すデイトレもできますが、
同じ資金で、同じ銘柄の売買については、
1日、買って売って買うまでしかできないことには、注意が必要です。

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