株の売買の仕方には、
指値注文(さしねちゅうもん)と、
成行注文(なりゆきちゅうもん)いう方法があります。

まず、指値注文についてですが、
これは文字のとおり、
値を指して、注文する方法になります。

たとえば、株価がある値段になった時に、
その値で買いたい、その値で売りたい、
そういった時に使用する注文方法になります。

株には買いと売りがありますので、
株価がある値段になった時に買いたい場合には、
買いの指値注文をすることになります。

逆に、株価がある値段になった時に、
保有している株を売りたい場合には、
売りの指値注文をすることになります。

ただ、証券会社によっては、
指値で注文したはずなのに、
買った時の株価の値段が少し違うこともあります。

それは、証券会社での手数料が、
指値の買値から差し引きされていることにより、
指値での買値よりも、少し安くなっていることがあるからです。

次に、成行注文についてですが、
簡単に言えば、株価がどの値段でも良いから、
今すぐ買いたい、今すぐ売りたいといった時に使用します。

というのは、証券会社では、一般的に、
指値注文よりも、成行注文の方が優先される傾向にあるからです。

成行注文の利点は、できるだけ早く買いや売りができる点にありますが、
欠点は、思った値段で買えてないことや、
思った値段で売れていないこともある点です。

個人的には、成行注文はあまりお勧めしません。
どうしても、自分が思っている買値よりも、
実際に成行注文を出して買った時の値段が高くなることが多いからです。

逆に、株を売る時も同じで、
自分が思っている売値よりも、
実際に成行注文を出して売った時の値段が安くなることが多いからです。

ただ、成行注文で売り注文を出した時には、
買い注文の中でも一番高い価格で売ることができる利点があります。

しかし、成行注文は時間優先の原則からも、
できるだけ早く売買が成立すること進めますので、
自分の思っている以上に安く売ってしまったりすることがあるのです。

それに比べて、指値注文なら、
手数料の分は差し引かれるかもしれませんが、
自分がここだと思った株価で、買いも売りもできることが多いです。

また、株価がある程度の価格に上昇した時に、
自動的に売りたい場合にも、
指値注文は便利な方法になります。

株価の前で1日中見ていることのできる人もいるかもしれませんが、
仕事などをしていて、合い間にしか株価を見ることのできない人は、
買いでも、売りでも、指値注文をしておくことで、
自動的に注文を行ってくれる点も、指値注文の利点でしょう。

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