日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信ETFは、
市場での売買代金もかなり多く、よく知られている銘柄で、
保有している人も多いです。

しかし、この日経レバレッジETFのみを運用していると、
日経平均株価が上昇するときしか、
利益を出すことができないということになります。

また、世界的な何かの要因で、
ナントカショックの部類の大暴落が起きてしまうと、
大きな損失を出してしまうこともあります。

そこで、日経平均レバレッジ・インデックス上場投信ETFと逆の銘柄、
つまり、日経平均株価が下がれば下がるほど、
利益を出すことができる銘柄もあります。

それは、『日経平均ダブルインバースインデックス連動型上場投信』ETF
という銘柄で、銘柄コードは1357です。

売買代金については、日経レバレッジほどではないのですが、
その利用のしやすさからも、リスクヘッジとして、
ダブルインバースを保有している人も多いです。

逆に、日経平均株価が下げ相場であれば、
主に、ダブルインバースの株によって、
利益をどんどん出していくことも可能となります。

このダブルインバースという銘柄は、
ナントカショックの部類の大暴落こそが大きな利益拡大のチャンスなので、
日経平均の株価が高いと思われる時期に仕込んでおくと良いでしょう。

日経平均レバレッジETFの逆と言えば、
信用取引での空売りという方法もあります。

しかし、信用取引については、現物取引とは違い、
投資金額以上の損失がでることもありますので、
初心者にとっては敷居の高い取引かもしれません。

特に、大損をしたとしても、
自分が投資した金額の範囲内で運用したいと考えているのでしたら、
信用取引よりも、現物取引での銘柄を選択することになります。

そして、現物の取引で、自分が投資した金額の範囲内で運用でき、
日経平均レバレッジと逆の動きをする銘柄が、
日経平均ダブルインバースなのです。

もし、日経平均レバレッジ・インデックスを買ったり売ったりしたことがあれば、
まったく同じやり方で、ダブルインバースも買ったり売ったりできますので、
非常に便利な銘柄となるでしょう。

たとえば、FXで、為替が円高になっても円安になっても良いように、
両建てという手法もありますが、
同じように、レバレッジETFと、
ダブルインバースを同時に保有して、両建てといったことも可能です。

つまり、日経平均株価が上がれば、レバレッジETFで利益を出し、
逆に、日経平均株価が下がれば、ダブルインバースで利益を出す、
そういったことも同時にできます。

ただ、当然ですが、日経平均株価が下がれば、
レバレッジETFでは損失が出て、
日経平均株価が上がれば、ダブルインバースでは損失がでますので、
その辺の売買のタイミングは、自己責任でうまく行う必要があります。

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