日経平均株価は、個々の株と同じように、
日々、上がったり下がったりを繰り返しています。
そして、株価が底をうったときに、株を購入して、
上昇の流れに乗って行き、
上がりきった天井で株を売却するというのが理想です。
このページでは、個々の株にもある程度共通しますが、
特に、日経平均株価に2倍の値動きで連動している
『日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信』
を購入するときの、日経平均の底値の見分け方についてです。
ただし、株価の上下や、底値の見分け方については、
絶対ということはありませんので、
あくまで可能性が高いという参考程度でお考えください。
株等の購入については、
すべて自己判断と自己責任が前提となります。
誰も責任は取ることはできませんのでその点はご注意ください。
では、株価の底値の見分け方についてです。
経験上の主観もかなり入りますが、
チャートのローソク足で確認する方法がより確率が高いように思います。
株価が底値をうって、さあこれから上昇していくという場合、
下記のような下ひげの長いローソク足が現れることがあります。
このローソク足を、『カラカサ』 または 『たくり線』 と呼んでいます。
四角の青色や赤色は実体と呼ばれる部分で、
この実体の色は青色でも、赤色でも、どちらでも良く、
下ひげが実体の何倍もの長さのあるのが特徴です。
株価がどんどん下落している最中に、
このローソク足が出てくれば、
とりあえずの底値をうった可能性があります。
もちろん、ローソク足は絶対ではありませんので、
株価が底値をうったとしても、
上記のような下ひげの長いローソク足が出ないこともあります。
『たくり線』の下ひげは長ければ長いほど信用できる可能性が高く、
下ひげが実体と同じくらいの長さや、実体の2倍程度の長さでは、
それ程強いサインではないことが多いです。
また、株価が上がっている最中に、
この『たくり線』のローソク足が出ると、
逆に天井の可能性があると言われています。
個人的には、『たくり線』のローソク足は、
株価がどんどん下落している時に、
その底値あたりのサインとしてのみとらえると良いのではと思います。
また、株価自体があまり上下に変動のないもみあいの時に、
『たくり線』のようなローソク足が出たとしても、
あまり関係がないので注意が必要です。
また、下ひげの非常に長い『たくり線』のローソク足が出たからと言って、
かならず株価がそこから上昇するものでもありません。
個人的には、株価が上昇することを期待して、
レバレッジ・インデックスを買うことは、
大暴落した時の大きなリスクがあると思っていますので、
実体の10倍以上の長い下ひげが出た時しか買いません。
そして、『たくり線』のローソク足の確認は、
日経平均先物の15分足のローソクを見ています。
日経平均株価のチャートの5分足で確認という方法も、
以前はよく行っていましたが、
15分足の方が、より正確だと思ったからです。
ただ、レバレッジ・インデックスは、下落中は非常に危険なので、
日経平均先物の15分足のローソクで、
下落中に下ひげの長い『たくり線』が出た時しか買わないようにしています。
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