一般的に両建てといえば、
FXなどの為替取引において、
円安または円高のどちらの方向に動いても良いようにしておく方法です。

ただ、FXなどの為替については、
結果的に損をしている人が多く、短期的な上下も激しく、
自分にあまり合っていないと思う人もいるのではないでしょうか?

私自身もFXなどの為替取引については、
あまり自分には合っていないと思っています。

そこで、FX以外で、もっと日経平均株価に連動していて、
日経平均株価が上がっても、下がっても、
どちらか利益が出るように、両建てができる株はないのでしょうか?

実はあります。
日経平均株価が上がれば上がるほど利益がでるのが、
レバレッジ・インデックスという銘柄です。

逆に、日経平均株価が下がれば下がるほど利益がでるのが、
ダブルインバース・インデックスという銘柄です。

正式な名称は、
日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信と、
日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信です。

レバレッジ・インデックスの銘柄コードは1570で、
ダブルインバースの銘柄コードは1357です。
どちらも普通の株と同じように取引が可能となっています。

この相反する銘柄をうまく仕込むことで、
両建てといった形をつくり、
日経平均株価が上がっても下がっても利益を出せることができるのです。

ただ、実際には、両建てという方法自体が、
実益を出せる方法かと言えば、
その人に合っている合っていないがやはりあります。

私自身も、レバレッジインデックスと、
ダブルインバースの両方を買って、
両建てによる運用をしてみたこともあります。

しかし、最初に考えていた感じと、
実際に両方の銘柄を買って運用してみた感じとでは、
なかなかうまくいかないなと感じました。

一番の原因は、どちらの銘柄も日経平均株価に、
2倍の値動きで直接連動しているという点です。

両建てをする上では、それで良くて、
想像の上ではうまくいきそうと思うのですが、
実際にやってみると精神的なものの比重がありますので、
なかなかうまくいかないということが多いです。

ただ、人によっては、レバレッジ・インデックスと、
ダブルインバースの2つの銘柄による両建てが、
合っているという人もいると思いますので、
実際にやってみるのが一番でしょう。

ちなみに私の場合、ダブルインバースの場合の方が、
きちんと利益を出せていて、
損をしているのがレバレッジ・インデックスの方でした。

ただ、どちらかの銘柄を単独で購入して運用しても、
やはり、同じ結果になります。

なぜなら、どうしても日経平均株価の大暴落を、
精神的に恐れているからです。

つまり、レバレッジ・インデックスを保有した状態で、
日経平均株価がある程度大きく下がってしまうと、
その含み損に耐え切れなくなり、損切りをしてしまうからです。

逆に、ダブルインバースなら、大暴落があっても大丈夫なので、
多少含み損がでていても、精神的なものはほとんどなく、
利益が出るまで待つことができるからです。

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