ダブルインバースを購入する時には、
できるだけ日経平均が高値の時に購入すると、
その後、株価が下がった時に含み益を出しやすくなります。

ただ、その日経平均の高値を見極めるのが、
非常に難しいのが現実です。

日々の株価の上下を見ていると、そろそろ高値かもと思うことも多く、
いざ、決断してダブルインバースを購入した途端に、
さらに大きく上昇といったことも多々あることでしょう。

なぜなら、日々の株価の上下に影響してくるのは、
為替であったり、NYダウであったり、
原油価格や中国株価であったりします。

それらの価格の上下によって、
日経平均株価も似たような動きになることが多いからです。

そして、その日の夜のNYダウの勢いを、
日本市場のざら場中に見て取れるNYダウ先物も、
日経平均株価に影響しています。

たしかに、日々の株価の上下を見るという視点では、
上記の為替、NYダウ(先物)、
原油価格や中国株価を見て予測することは大事です。

そして、直近3ヶ月の日経平均株価の幅の内で、
上半分以上の価格にいる時を高値と判断して、
ダブルインバースを仕込む方法もあるでしょう。

しかし、実はそれだけでは、情報としては足りず、
日経平均株価がそれほど高くない時期に、
ダブルインバースを買ってしまう可能性もあります。

実は、その他に、日経平均株価の高値時期を知る上で、
もっとも大事なことがあるのです。それは・・・

それは、日銀会合やFOMC、ECB理事会という、
日本や米、欧州の中央銀行が定期的に行っている会合の結果の発表時期と、
その日程を正確に知っておくことです。

これらの結果発表は、
欧州株価やNYダウなどの株価に非常に大きな影響があり、
その株価の上下によって、日経平均株価も大きく影響されているからです。

特に、日銀会合前日や、日銀会合の日程が近づいてくると、
追加緩和などの期待のため、日経平均株価は底堅くなり、
徐々に上昇してくる傾向にあります。

そのため、1ヶ月~2ヶ月単位で日経平均株価を見れば、
特に日銀会合前日辺りに、
日経平均株価が高値時期になっている可能性が高くなるわけです。

ただ、日銀会合の発表で、追加緩和が決定されると、
日経平均株価がさらに大きく上昇することもあるため、
発表前に、全力で株を購入するのは危ないこともあります。

そういった可能性がある時には、
日銀会合の後のその他の日程を1ヶ月ほど先まで見ておき、
直後にFOMC等の日程があるときには、様子見か、
ダブルインバースを手持ち資金の半分か、
3分の1程度を購入する方法もあります。

なぜなら、日経平均株価が大きく下げていくためには、
日銀会合の結果だけではないので、その直後に、
FOMCが予定されていれば、その結果待ちの傾向が強いからです。

なお、日銀会合の結果発表後、
その先1ヶ月以上その他の日程もないようでしたら、
そこから徐々に日経平均株価が上下どちらかに動く可能性が高いと思われます。

つまり、日々や1週間の株価の上下の視点だけでなく、
1ヶ月~2ヶ月単位で予定されている日程という大きな視点も、同時に必要で、
株価予想の参考にすると良いということです。

ただし、株価の世界に絶対はありませんので、
株式の売買はすべて自己責任となります。

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