ダブルインバースは、日経平均株価の下落や、
大暴落することで、逆に株価が上昇する銘柄です。

そのため、一般的に恐れられているナントカショックが来ても、
何も問題ないどころか、
ナントカショックが来れば、逆に大きく勝つことができます。

ただ、このダブルインバースを運用して、
確実に利益を出していく上で、
非常に大事なことが3つあります。

1つ目は、損をしている状態では、
決して売らないと心に決めることです。

なぜなら、ダブルインバースという銘柄は、
日経平均株価が上昇すれば、
同じように上がるような普通の株とは違います。

過去の日経平均株価を見てもわかりますが、
日経平均がずっと上昇し続けることはありません。

かならず、上がったり下がったりを繰り返して、
どこかの時点で大きく下落して、
元に戻ってくるものです。

しかも、日経平均が上昇しないといけない銘柄とは違い、
下落すれば良いので、
いつかは下落してくるという安心感もあります。

そのため、もし、ダブルインバースの買い場を間違えてしまい、
損失が大きくなってしまった時には、
もう、株のことはしばらく忘れて別の楽しいことをしましょう。

過去の日経平均株価を見れば、
早ければ数週間か数か月、長ければ数年経てば、
必ず戻ってくるものだからです。

ただ、株の取引を頻繁にしたいという人は、
早めに損切りをして、
次に備える方法もあるでしょう。

しかし、普通の銘柄だと唯一恐れられる大暴落について、
まったく心配のないダブルインバースですので、
利益が出るまで気長に待つという方法もあるということです。

次に、2つ目の大事なこととして、
ダブルインバースを購入する時には、過去の日経平均株価から見ても、
できるだけ高い位置にいる時に、少なくとも2回に分けて買うということです。

買い場を間違えてしまうと、
その分、数か月、数年待たなければ利益が出ないことになります。
そうならないためには、過去10年の日経平均株価の変動と、
過去6ヶ月くらいの日経平均株価の変動を見て、
高値と安値を検討するのです。

具体的には、過去10年の日経平均株価から見ても、
高値であるかどうか、そして、過去6ヶ月くらいから見ても、
高値であるかどうかです。

さらに、過去3週間~1か月前の日経平均株価と比べて、
少なくとも1500円以上は値上がっているかどうかです。
できれば、2000円前後値上がっているのが理想です。

そうすれば、現在、日経平均が上がり相場なのか、
それとも下落相場なのかもだいたいわかるものです。

逆に、値下がっているような場合には、
ダブルインバースの買い場ではありませんので、
そのまま何もしない方が無難です。

一番良いのは、下落相場に入る直前に、
できるだけ日経平均株価が高い位置の時に、
ダブルインバースを買うのが目標となります。

なお、日経平均株価が400円前後など大きく下がり始めてからは、
あとは、ダブルインバースの売り場を模索するのみにとどめて、
買い足すようなことはしない方が良いです。

最後に、3つ目の大事なこととして、
デイトレなどの短期的な目線よりも、
中長期的な目線が一番大事です。

ダブルインバースを購入して、日経平均株価がすぐに大きく下落していけば、
その時点で利益を出せるように逆指値注文を出していくのですが、
普通は、そんなに簡単ではありません。

逆に、数日間さらに日経平均は上昇したり、
時には、数週間、数か月上昇していくことも多いので、
その時には、しばらくダブルインバースのことは忘れて他のことを楽しみながら、
日経平均株価が大きく下がってきた時期に、売り場を模索するのです。

大なり小なり、日経平均株価は、数週間単位で上下を繰り返すものですので、
ほったらかしにして、含み益が出るまで気長に待つという戦法が、
最も大事なことなのです。

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