メジャーSQが近づいてくると、
為替にも影響がでることが多いです。

なぜなら、月間の内、第二週のSQ週には、
日経平均株価が一番下がりやすい時期ですので、
為替もその影響を受け、円高になる傾向があります。

日経平均株価は、円安になればなるほど上昇する傾向があり、
円高になればなるほど下落する傾向があるからです。

そして、毎年3月、6月、9月、12月の第2金曜日の週は、
先物とオプションの決済日のメジャーSQ週になりますので、
その週は、どこかで一度、日経平均株価が下落する傾向があります。

現在では、日経平均株価が下落すると、
為替もそれに連動して、円高への動きが出ることが多いです。

そのため、メジャーSQと、為替というのは、
間接的にですが、影響をおよぼすことになるのです。

ただ、メジャーSQが、かならず為替にも影響があるというわけではなく、
他にもいろいろな要因が、その時その時でありますので、
円高になる1つのきっかけになることがあるということです。

為替への影響は、メジャーSQだけでなく、
毎月第2金曜日の週のマイナーSQ週にも、
間接的に、円高になりやすい傾向があります。

メジャーSQと、マイナーSQでは、
名前だけ見れば、メジャーの方が大きいのではと思いますが、
マイナーSQ週であっても、為替に影響することもあります。

なぜなら、マイナーSQは、メジャーSQとは違い、
オプション取引だけの決済となるのですが、
その時の国内外の環境によっては、影響力が大きい時もあるからです。

たとえば、市場にとって、何らかの不安材料を抱えたまま、
マイナーSQ週に突入すると、
不安が倍増されて、日経平均株価もその分下落することがあります。

そして、日経平均株価が下がれば下がるほど、
為替もどんどん円高になっていくというわけです。

ただ、日経平均株価と、為替の連動性が弱い時もありますので、
そういった時には、日経平均株価は結構下がったのに、
為替はそれほど動いていない、ということもあります。

そのため、あくまでSQ週は、日経平均株価が下落しやすい時期で、
為替も、円高になりやすい時期という程度に考えた方が良いでしょう。

そして、上記のような傾向がありますので、
短期の売買で言えば、SQ週は、ダブルインバースの買い時でもあり、
売り時でもあるのです。

たとえば、SQ週の月曜日にダブルインバースを購入して、
SQ週の火曜日か水曜日に、日経平均株価が下がった時に、
ダブルインバースを売るという手法です。

ただ、どの株も同じですが、デイトレや、2日、3日で、
買いと、売りをうまくするには、
なかなか難しい面があります。

なぜなら、日経平均株価の上げ下げの波は、
大きく動く時には、ジェットコースターのように早い場合が多く、
時にはまっさかさまな時や、
ほんの数分で、日経平均が数百円も上昇することもありますので、
その波をうまく乗りこなすことは、個人的には不可能と結論付けています。

そのため、SQ週は、ダブルインバースの売り場の1つと考える方が、
良いと思われます。

つまり、SQ週に入る前にダブルインバースを購入していれば、
SQ週が、ダブルインバースの売り時になる可能性が高く、
他にも、市場にとって不安材料があれば、それも加味して売買を考えるわけです。

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