日経平均株価の変動の要因としては、
日々の細かい要因と、
日柄単位での大きな要因があります。

毎日の取引時間中の日経平均株価の変動要因としては、
主に、為替の変動や、前日のNYダウの結果、原油価格の変動、
上海総合や欧州の株価の変動などがあります。

これらの要因は、日によって影響力が違っていますので、
その時その時に、より注目されている要因が、
一番影響してくると言えるのです。

たとえば、ある日は、為替の変動に敏感で、
為替の上り下がりに非常に連動していたり、
逆にある日は、原油価格や上海総合の株価に非常に連動したりします。

また、日柄単位での大きな要因としては、
日銀の金融政策や日銀短観の発表の日程、FOMCの発表時、
米経済指標の発表時、ECB理事会の内容の発表時などがあります。

たとえば、日銀の金融政策の発表の日程が近づいてくると、
政策に期待して、日経平均株価が大きく上昇していくことが多く、
発表日の直前になると様子見で株価が停滞するといった感じです。

逆に、発表された直後に、市場が評価できる内容の場合には、
日経平均株価が一気に上昇することもありますので、
上記のような日柄単位の大きな要因については、
正確に知っておく必要があります。

上記以外にも、日経平均株価の変動の要因はありますが、
特に注意しておく要因の1つに、SQ週というものがあります。

SQ週は、毎月訪れる週で、
第2金曜日のある週のことを言います。

このSQ週には、日経平均株価が大きく下がりやすい傾向がありますので、
そのことをふまえて、株の買いや売りを実行すると、
株価の上下にうまく乗れるかもしれません。

逆に、上記のような日経平均株価の変動の要因を何も知らないで、
株の取り引きをしていると、
なかなかうまく利益を出すことができないのも、当然のことなのです。

また、月単位で日経平均株価の変動要因を見れば、
毎月SQ週辺りが底値で、
日銀の金融政策の発表の日程辺りが高値と見れます。

ただ、日銀の金融政策の内容によっては、
さらに上にブレイクすることもありますので、
その時期の大きなトレンドを把握しておく必要はあります。

つまり、その時期が上昇トレンド中なのか、
下落トレンド中なのかということです。

ただ、年単位での上昇トレンドというのは、
過去の上下の波を見ましても、
それほど長く続くものではありません。

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