日経平均株価と、円高と円安は、
非常に深い関係があります。

基本的には、円高になってくると、
日経平均株価は下がってきます。

逆に、円安になってくると、
日経平均株価は上がってきます。

かならずそうなるわけではありませんが、
普通は、上記のような関連性があります。

円高や円安というのは、為替のことで、長期的な範囲では、
1ドル90円前後は円高と言い、
1ドル120円前後は円安と言うようです。

ただ、短期的にも円高円安という言葉は使用します。
たとえば、1ドル125円まで進むと、円安と言い、
1ドル120円まで戻ると、円高と言えます。

日経平均株価が、上がったり下がったりを繰り返しているように、
為替についても、円高になったり、円安になったりしながら、
どちらかの方向に向けて進んでいくものです。

円高や円安の要因としましては、
日本の政治経済や、日銀の金融緩和、その他の海外要因があり、
その時その時によって変化しています。

日経平均株価に連動しているような株を売買する時には、
同じく連動性のある為替を見て行うのも良いかもしれません。

ただ、為替と日経平均株価に連動性がない時もありますので、
その点については、自己判断していく必要があります。

日経平均株価が上昇すれば、
2倍の連動性で上昇するレバレッジ・インデックス投信や、
日経平均株価が下降すれば、
2倍の連動性で上昇するダブルインバース投信を売買する時、
その時の為替の方向性を見ておくと良い場合があります。

たとえば、為替が円安方向で売買が行われていれば、
日経平均株価もつられて徐々に上昇することもあるからです。

逆に、為替が円高方向で売買が行われていれば、
日経平均株価もつられて徐々に下がっていくことがあります。

その時その時によって、
為替と日経平均株価の連動性の強さが違うようなので、
一概には言えませんが、
基本的には、上記のような流れになることが多いと思います。

ですので、もし、為替と日経平均株価の連動性が強い時には、
円高方向に進もうとしている時に、
保有しているダブルインバースを売るのは少し早計かもしれません。

逆に、円安方向に進もうとしている時に、
保有しているレバレッジ・インデックスを売るのも少し早計かもしれません。

ただ、為替ではなく、海外の要因によって、
突然、日経平均が大暴落することもありえますので、
その点には十分注意しなければならないでしょう。

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