ダブルインバースという銘柄は、
日経平均株価が下がると、
逆に、ダブルインバースの株価が上がるというものです。
しかも、ダブルと名前が付いているとおり、
日経平均株価の変動に対して、
2倍の値幅で連動して動く仕組みになっています。
個別の株の銘柄とは異なり、
企業の業績やら、将来性などいちいち考えなくても、
日経平均株価の予測だけを行えば良いことになります。
また、ダブルインバースという銘柄は、
買ったり売ったりするのも、
普通の株と同じように行えます。
もちろん、ライブスター証券や、SBI証券などの、
いずれかの証券会社の口座を開設することは必要ですが、
口座を開設できれば、あとは、他の株と同じように取引ができる銘柄です。
数年前までは、ダブルインバースのような、
日経平均株価が下がると上がるという銘柄はなかったのですが、
2014年の夏ごろに上場をはたしたようです。
以前なら、日経平均株価が下がることに対応するには、
信用取引での空売りなど、危険なことをしなければいけませんでしたが、
ダブルインバースという銘柄ができたことで、
そんなことをしなくても良くなっているのです。
ダブルインバースの仕組みとしましては、
日経平均株価が上がると、
その分、ダブルインバースの株価は下がってしまいます。
逆に、日経平均株価が下がると、
その分、ダブルインバースの株価は上がるという仕組みになっています。
ダブルインバースは、日経平均株価の上がり下がりに対して、
約2倍の連動性を持っていますが、
その仕組みは、それぞれの株価にあるようです。
日経平均株価は、ここ数年で、
だいたい8000円~2万円台で推移していますが、
ダブルインバースは、大体2000円台~5000円台で推移しています。
おそらく、この日経平均株価との株価の差が、
約2倍の連動率となっているのだと思います。
このダブルインバースを保有する期限などのもないようですので、
長期間保有できる銘柄です。
大暴落に対しては、逆にチャンスになりますので、
レバレッジ・インデックスなどと組み合わせて、
この銘柄を使用するのが良いかもしれません。
つまり、レバレッジ・インデックスという銘柄と、
ダブルインバースを同時に保有することで、
日経平均株価が上がっても下がっても、
どちらか利益が出てる状態になります。
ただ、個人的には、最初のうちは、
両方保有することはあまりお勧めしません。
私も最初のうちは、両方保有して取引を行っていた時期もありました。
しかし、やはり真逆の性質を持つ銘柄ですので、
最初の頃は、それぞれの売り時というものがつかみにくく、
一方が利益を出しても、もう片方は損失が出ている状態となり、
個人的には、なんとなく訳がわからない状態になってしまうのです。
理屈では、利益が出た方を売れば良いと思うかもしれませんが、
実際に同時に保有して取引してみると、
損切りが必要になってしまったり、なかなか思うように売れないものです。
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