その日の日経平均の予測の仕方としましては、
まず、寄り付き前、朝の8時半頃に、
CME日経平均先物 円建の株価を確認します。

間違えやすいのが、日経平均先物ですが、
それとは違って、CME日経平均先物 円建の株価を見ます。

普通の日経平均先物については、
午前3時で取引が終わっていますので、
そこから先の動きがさだかではないからです。

つまり、午前3時の時点で日経平均先物の株価は止まりますので、
そこから先、たとえば、午前8時位には、
午前3時の時点の株価から、大きく下がっていることもあります。

逆に、大きく上がっていることもありますので、
寄り付き辺りの日経平均株価を予測するには、
日経平均先物では、できないということになります。

しかし、CME日経平均先物 円建の株価でしたら、
朝方まで推移していますので、
できるだけ寄り付き辺りの日経平均株価を予測できることになります。

たとえば、朝の8時半過ぎのCME日経平均先物 円建の株価が、
当日の寄り付きの株価とほぼ同じと言えるのです。

そして、とりあえず寄り付き辺りの日経平均株価がわかれば、
前日の終値とほぼ同じなのか、
ギャップアップや、ギャップダウンしてはじまるのかどうかがわかることになります。

また、窓明けしているのかどうかもわかりますので、
窓明けの状態などによって、
その後の日中の上下の勢いも予測しやすくなるのです。

窓明けとは、前日の最高値と底値の価格帯を、
上か、下かに間を空けて翌日始まる状態のことを言います。

当日の日経平均株価の寄り付き辺りがわかれば、
次に、日中の株価の推移を判断していくことになります。

ただ、この日中の日経平均株価の推移の予測は、
正確には、誰にもできるものではありません。

寄り付き前に、いろんな予想家の方が予測をしていますが、
全員が全員、本日は上昇すると予測していたとしても、
真逆に大きく下げることもよくあることだからです。

つまり、日中に日経平均株価がどうなるのかについては、
誰にも正確にはわからないし、
予測してもあまり意味のないことかもしれません。

それよりも、その時から翌日までの、
日経平均株価の上下の勢いをつかむ方が重要なのかもしれません。

まず、日経平均株価の上下の勢いをつかむには、
NYダウ先物が、前日比でどのくらいプラスなのか、
または、どのくらいマイナスで推移しているのかを、見ていることです。

次に、アジアの株価の指数(香港ハンセン指数や上海総合指数)が、
前日比でどのくらいプラスなのかマイナスで推移しているのかを、
見ていることです。

また、為替についても、
売買比率や5分足のチャートを見ていることです。

たとえば、もみあい状態だと判断が難しいですが、
5分足のチャートで、長い上ひげが出始めて下落しはじめていれば、
直近は円高方向に向かっていることがわかります。

逆に、5分足のチャートで、長い下ひげが出始めて上昇しはじめていれば、
直近は円安方向に向かっていることがわかります。

また、原油価格の影響を受けることもありますので、
以上の事柄をすべて総合して、
当日の日経平均株価の予測をしていくことです。

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