ここでは、日経平均株価の底値の見分け方について、
3つの秘訣から判断していく方法です。

もし、日経平均株価の底値を見分けることができれば、
レバレッジの買い場や、ダブルインバースの売り場についても、
見極めることができるからです。

まず1つ目の秘訣は、大きく続落し始めた日から数えて、
4日間以上経過しているかどうかです。

5日連続で続落というのも、たまにありますが、
普通は、下落は短期間で大きいものです。

特に、上昇相場の場合には、
下げ2日、上げ数日間といった感じが多く見られます。

そのため、大きく続落(1日400円前後以上の暴落)し始めてから、
4日間が経っているようなら、
そろそろ、いつ反発し始めてもおかしくない頃と考えられるのです。

そして、日経平均株価の底値と自己判断すれば、
ダブルインバースについては、1度にすべてを売らずに、
半分とか、3分の1程度は残して売るようにした方が良いです。

なぜなら、その底値の自己判断が間違えていると、
さらに日経平均が下落して、
利益を得ることができなくなってしまうからです。

2つ目の秘訣は、NYダウ先物や上海総合指数など、
海外の上下の勢いを常によく見て確認しておくことです。

特に、午後3時前の時点で、
NYダウ先物がプラス150円以上となっていれば、
翌日の日経平均株価も、上昇する可能性が高くなります。

なぜなら、日経平均株価は、NYダウの影響も受けるからです。
影響力が大きい時には、NYダウが続落すれば、
翌朝の日経平均株価も同じように続落することが多いです。

これについては、何も午後3時前でなくても、
NYダウ先物は、日中も推移していますので、
いつでも、その日の夜のダNYダウの勢いを推測できます。

ただ、日米の経済指標や金融政策の発表のある日については、
発表後に、勢いが真逆になることも多々ありますので、
その点は理解しておく必要があります。

最後に、3つ目の秘訣は、
過去半年くらいの日経平均株価の推移を見て、
どのあたりの位置にいるか、どれくらいの値幅下がっているのかを視ます。

たとえば、過去半年くらいの一番の高値が、
日経平均株価2万円前後で、
一番の底値が1万7000円前後だとします。

そうすると、もし、その時の日経平均株価が1万7500円前後あたりだと、
そろそろ底値あたりと判断できます。

そして、底値の判断の最大の決め手は、
やはり、日経平均の日足チャートを見て、
下ひげの非常に長い日足が出てるかどうかです。

ただ、下ひげの長い日足を確認してからでは、
日経平均があっという間に上昇してしまう可能性も高いですので、
その日の午後3時前までの株価の上下から、
どのような日足チャートになるのかを自分で出してみます。

その日の午後3時前頃であれば、
ほぼ正確にその日の日足チャートを出すことができますので、
その日足チャートが、下ひげの長い陽線かどうかで、
底値の判断をするのです。

以上の3つの秘訣を頭に入れた上で、
日経平均株価の底値付近を自己判断して、
そこで、もし、保有しているダブルインバースに含み益が出ていれば、
半分程度を売ると良いでしょう。

なお、このサイトでは、
ダブルインバースを保有しているのであれば、
含み益がでるまでは、売らないということを基本としています。

なぜなら、たとえダブルインバースの買い場を間違えて、
含み損がある程度出ていたとしても、
数週間~数か月放っておけば、
日経平均株価は、ナントカショックで落ちてくると判断しているからです。

大暴落が怖くない銘柄ですので、
含み損が増えている間は、株価をあまり見ることなく、
他のことをすると良いでしょう。

買い場さえあまりにも大きく間違えていなければ、
数週間~数か月後には、含み益がでてくるものです。
なぜなら、株価は上がれば下がり、下がれば上がるものだからです。

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